これまでの生ポリオはごくまれに麻痺などの副作用が出ることがありましたが、今回新しく導入されるワクチンは欧米で20年以上使用されているものです。
あえて短所をあげれば、これまでに2回飲むワクチンだったのが4回注射をすることになったことでしょうか。0歳のあいだに受ける注射がまた増えてしまいました。痛くないワクチンで早く出きれいいですね。
ポリオワクチンの受け方
○これまでポリオワクチンを1回度も受けてないお子さん
1か月間隔で3回注射を受けて、その1年後に4回目を受けます。
○1回生ポリオワクチンを飲んでいるお子さん
生ポリオワクチン服用後1か月は開けて、1か月間隔で2回注射を受けて、その1年後に3回目の注射を受けます。
○2回生ポリオを受けたお子さん
ポリオの接種が完了しており、免疫が十分にあると考えられるので不活化ポリオを受ける必要はありません。
○これまでに海外や自費で不活化ポリオを受けておられるお子さん
合計4回の接種になるように不活化ポリオを受けましょう。
基本的な接種間隔はほかの方と同じで、3回目から4回目は1年ほどあけましょう。
9月以降に受ける分は対象年齢であれば無料で接種を受けられます。
当院では注射のワクチンは保護者の御希望によっては一つづつから3つ同時接種まで行っています。
ヒブ・肺炎球菌ワクチン・三種混合・ポリオの4種類の場合は2つ同時接種を1週間ずらして実施しています。
現在のところワクチンの入荷には問題ないようです。
日本ではポリオの流行は長い間発生していませんが、アジア地域ではまだ流行がみられています。小児麻痺の予防のため早めにワクチンを受けるようにしましょう。
ワクチンのご予約は電話でお願いします。 TEL:095-800-2187
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